暑い盛りの三連休。海に山にとレジャーに行きたい気分なのですが　私は富山ガラス工房の館長野田雄一先生のお話を聞きに、ガラスのお勉強(^^ゞ富山ガラス工房といいながら　野田先生は徳島県美馬市ご出身なのですよね。ですからお話しも徳島に「愛」ある語りでとっても勉強になりました。 もちろん、徳島も富山に負けてはいません。徳島でも個性的なガラス展が開かれています。 （ごめんさない。トラさん、ピンボケ写真しかないm(_ _)m） 徳島には徳島ガラススタジオという公的施設が平成元年から存在し、そこではプロを目指すガラス作家さんやガラス製作のインストラクターさん、アマチュアのガラス作家さんなどを養成されています。ただ、残念なことは徳島でせっかく学んだガラス作家さんたちが富山や別の地域に移り住んで行くこともしばしば。もちろん、広い世界を見て見聞することはアーティストにとって重要なことです。でも、徳島では養成所的な徳島ガラススタジオを卒業してからの活躍や発表の場が少ない。そんなメッセージを私は野田先生から受け取ったような気がしました。 そんななか、高校の同級生の弟クンがやっている珈琲ショップで　トラビス　フリンクさんのガラス展を見学。彼は2004年から徳島ガラススタジオで学びました。（余談ですが　この珈琲ショップは店主自らコーヒー園に出来向き珈琲豆を仕入れるというこだわりの珈琲ショップ。徳島にお寄りの折りはぜひどうぞ。とよとみ珈琲）私は、以前から　「作家もののガラスは扱わない」　職人の作ったガラスのみを扱うと心に決め、ブラストするスタッフとも「作家ものに手を加えることはできないよね。」といつも話し合っていたのですが、トラビスさんの作品をみて　「徳島で頑張っているガラス作家さんを応援したい！」と思う気持ちが強くなりました。野田先生との愛あるお話の後もあってか「作家さんを徳島ガラススタジオで学んだ人に限定すれば　一緒になにかできるのではないかな。」と。 写真は私用に購入したトラさんのフラワーベース。素敵でしょ！私にはマストの色です(^O^) 今週金曜日から私も初心に戻り　徳島ガラススタジオの50期生として受講するのですが、昨年まで全国のガラス工房さんを色々回ってきてガラス作家さんとも話しをして　だからこそ見えてきた徳島のガラスの良さを　これからは少しずつでも伝えて行ければいいなあと。徳島のガラスといってもトラさんはコロラド出身だし（1999年に来日）、、　富山ガラスの館長が徳島の人で、小樽の北一硝子だって大阪出身の人だったりするわけで　そうゆうことを考えるとガラスの世界って　農産物とか伝統工芸とかとも違うオールジャパンっていうおもしろさがあるなあって思うのですよね。 私は「徳島のガラス」は、藍色や渦潮とかワークショップで話題に上がっていた色や木工のコラボなど限定しない方がいいと思うのです。その人らしさがでていて　それを徳島ガラススタジオという土壌で学んだ方であれば　それはもう「徳島のガラス」だなあと。なので　これからは全国に散らばった「徳島のガラス」さんたちを巡る旅に（笑。お知り合いの方がいらっしゃいましたらご紹介くださいね。 まずはトラさんのフラワーベース８月下旬販売を目指して、製作していただきます。華道が趣味な私も大きさやカタチなどアドバイスさせていただき、トラさんらしさを活かしつつ使い勝手のよいガラスに仕上げて行くつもりです。ご期待くださいませ。