秋に思うこと。
すっかり秋の様相になってきたこの頃。
今年最終かもしれない栗をいただいたので、懐かしいグラスを取り出してきました。
なんとこのグラスの彫刻模様は、元さとうガラス工房のスタッフが自分の花嫁衣装である打ち掛けの模様を手書きでデッサンしてエッチングしたものです。
本当に主力となってお仕事してくれてた彼女。いまではいい妻であり、母でもあることでしょう。
上のグラスはその時の引き出物として参列者にお配りしたものですが、時が経ってもこうゆうグラスはその時の記憶を思い起こさせてくれますから、不思議なものです。よくよく見ると日付も名前もなく、でも記憶に残っているのはその時の打ち掛けの模様を描いたということ。なんか ジーンとなりますね。
ということで、当店からの結婚祝いのプレゼントは やはり同じ模様をあしらったウエルカムボード!これも本当に世界に一つだけのお品です。いつの日か「この模様なあに?」と聞かれた時に 「これはお母さんの花嫁衣装の模様だったのよ」なんていう会話が成立することでしょう。そんなことを思いだしながら 栗をせっせと食べる秋の夕暮れでした。



