3月の三寒四温が終わると、お決まりのようにやってくる春の嵐。
酷い時には交通機関に混乱を生じさせたり、建物の倒壊を引き起こしたりと、結構クセモノです。でも、春の嵐だけじゃなくて、地震や台風といった自然災害はなかなか防災できるものではありませんよね。それに交通機関や建物への被害もツライですが、農作物への被害も大変です。昨年二度に渡って北海道を襲った台風のために、ポテトチップスが販売休止となったり、収穫前のりんごが落ちたりと。一年を通し、手塩にかけて農作物を育ててきた農家さんにとっては、本当に哀しいことです。
どんな人にも良い時と悪い時があると思います。でも、悪い時というのは自らが招いた被害というより、何かを被った時の方が大きいと思うのです。地震や津波・洪水の被災地からの被害報告は単に「運が悪かったね。」で済まないほどの、痛ましい光景を目にすることさえあります。
そんな人生の一番悪い時は 食料品や日常品といった物資こそが支えになるでしょう。でも、物資が整った後の心のケアは、そんな疲れた心を支える言葉にあると思うのです。たった、一つの言葉が「明日も頑張ってみよう」と思える原動力になることだってあると思うのです。
そして、そんな言葉掛けは会ったこともないような偉人より 等身大の身近な誰かの方が嬉しいかもしれません。もちろん、有名スポーツ選手や憧れの芸能人などの言葉も 一瞬は嬉しいかもしれません。でも、そんな縁遠い人より 何かのご縁でつながって会話できる人の方が親身に自分のことを心配してくれていると実感できたりするものです。
運が悪い時とは、災害にあったなどの特別な時だけではなく、志望校に進学できなかったや交通事故に遭った、病気やケガをした、仕事が上手く回らないや人間関係が複雑など多岐に渡ることでしょう。でも、「あなたを心配している」の想いを伝えるだけで、その運の悪さを乗り越えて、明日を頑張る力が沸いてくるかもしれませんよ。まずは 誰かに伝えてみましょう。「あなたは私から大切に想われているのだよ」と。