楽しくお食事をいただくと時間が過ぎるのは あっという間。
何気ないお喋りの時間は至福の時。
道端で話し込んでいるお母さんたちのグループ、居酒屋でビール片手にスーツ姿で喋るサラリーマン、教室の片隅でグループになってお喋りする学生たち。人は誰かと話すことでストレスが解消されたり、また新たな気づきや自分への肯定感を高めることができ、幸せなキモチになれます。当たり前にお喋りする時間 実はそれはとても至福の時。
誰かと一緒に何かをするとき、そこにはストレスがかかります。例えば、レストランに行くにしても「どこのお店に行く?」「何を食べる?」「いつ行くの?」お店の雰囲気やメニューも気になりだせばキリがありません。今はネットでレストランを検索することが容易ですから、事前の下調べは必須。日程調整だけでも大変なのに、予算からメニューを考え、お店に連絡して・・・
あらあら、そんなに苦労して集まらなくても・・・とも思いたくもなりますが、でも一度集まるとそれは幸せな時間のスタートです。互いに言いたいことを、言いたいタイミングで話だし、なんのまとまりもなく時間だけが過ぎるようなそれが至福の時間。まだ自分ではなにもできない時は その場所を家族が提供し、大きくなると学校がその環境を作り、社会人となるとその場を自分で作り上げて行く。面倒なことをかって出てお世話をすることで幸せは集まってくるというもの。
家庭でのお料理だって買い物から始まり、下ごしらえ、盛り付け、食器の後片付けとその作業が簡単でないほど 食卓での会話は弾み幸せな空気を醸し出します。誰かといっしょにご飯を食べる時、それが「当たり前」と思っていた時間から それは「特別な」時間なんだと思った時から 人は人との関わり方が変わってきます。それをいつ感じるか、それはその人の生き方次第です。ただ、流れる水のごとくの時間よりメリハリの効いた時間は同じ時間でも心に残るものですよ。