秋刀魚

カテゴリー: ガラス雑記 , 日々のなかで
過ごしやすい季節になると つい凝った料理を作りたくなるものです(^^ゞそんなに上手ではないのだけど、気が付けばマンネリ化したものばかりが続くので意識してお料理の本をみなければ秋刀魚はいつも焼くだけ、さつまいもも蒸すだけになります。もちろん、そのことだけを極めるのは奥の深いことだし、楽しいことでもあるのですが 失敗しながらも旬のいまだからこそ安く買い求めることができる秋刀魚でたたきを作ったり、さつまいもでスイートポテトに挑戦するのは楽しいことです(^^ゞ そうやって秋刀魚なら焼くだけの美味しさを追求することが 私は職人の仕事だなと思ったりします。他にも天ぷらやお刺身などもできるのは分かっているけど、それは別の人にお任せするとして 毎日毎日、秋刀魚だけ焼こうと。それはそれで たまには七輪でも焼いてみたくなるし、フライパンでも焼いてみたくなる。電子レンジでも焼けるかなあなんて。 ガラスの世界もお料理の焼くと同じくらい ガラスを素材にしていろんな加工方法があります。サンドブラストという技法と他の技法をかけ合わせてガラスを加工することも楽しいし、そこからどんな新しいものが出来上がるのかかんがえるとワクワクします。 逆にサンドブラストはガラスだけを削るのではなく、石や木材も加工することができますから 別の素材をブラストすることで思いもよらぬ発見ができるかもしれません。 と、晩ご飯のメニューをかんがえながらも、それでも秋刀魚は台所で焼くのが一番美味しいと思ったりするのです(^^ゞサンドブラストはガラスを加工するのに向いている加工機だと思うし、ガラスという素材は砂と相性がいいので仕上がりも心地よいものです。ただ、ここで時々は料理本をみることも大切!ということです。ずっと同じことをやっているとマンネリになったりついつい基本を飛ばすことがあったりします。そんな時は先生にチェックしてもらうという作業がとても大切になってきます。経歴も素晴らしく、そのうえ豊富な知識があり、人としても尊敬でき、職人とか作家とかの枠も全部越えてデザインにもガラスにも精通している先生に自分の在り方とともにチェックしていただく。 私はガラスの世界の枠を越えて活躍されている、サンドブラストの創始者竹内先生に師事しているのですが、秋刀魚一匹眺めならが、この秋刀魚の骨格や生態さえも知らなければ美味しく焼けないのだろうなと思う秋の夕暮れです。

ガラス工芸の魅力

カテゴリー: 日々のなかで
ガラスの工芸を始める理由の一つに「どうやってそれを作るのだろう?」という疑問から始めた人が多いような気がします。統計をとったわけでもないけど、私自身もそれを不思議に思い始めた想いもあるので、他の多くの人もそう思うことはよくあるのではないかと。 当店のサンドブラストという技法は砂を吹きかけて、ガラスを削ります。エッチングとい技法はガラスに薬品をつけて削る手法なのですが、出来上がりの違いは慣れた人ならすぐにわかりますが、初めてみればどちらも細工をしたガラスです。料理でいうところの炭火で焼くか、ガスで焼くか、食べ慣れたり料理人なら初見で分かる違いも「焼く」という点では同じですから、説明がなければ分からないほど酷似していることもあるかと思います。素材の違いで炭火の方が美味しかったり、ガスが美味しかったりするので どちらが良いか、どちらが難しいかなどは人それぞれでもあり、料理人の腕次第というのが正直な所でしょう。 ただ、いつも炭火で焼いている料理人が初めてガスで焼いた料理を食べたなら、どうやって焼いたか疑問に思うはずです。ガスなのか、薪なのか、それとも電子レンジ(笑 自分でも一度は試してみたくなるのが心情ではないでしょうか。また、その好奇心こそが料理人の向上心の心意気というものでしょう。 ガラス工芸も同じで 工芸展などでみるガラスは「どうやってこれを作ったのだろう?」と首をかしげたくなるものが多々でてきます。吹いて作ったのか、石膏で固めてつくったのか、自分でもその色合いとかを再現したくて作りたくなるのですよね。それでも、「餅は餅屋」で、サンドブラストでの技法はしっかりと抑えつつ、それでもいろんな技法を身につけていきたいなあと秋の夜長に思ったりするわけです(^^ゞ 何事も勉強!勉強!

シャーロック・ホームズとグラスリッツエン

昔からコナン・ドイルのシャーロック・ホームズが大好きです(^^ゞアガサ・クリスティも好きだし、名探偵ポアロやミス・マープルも好きです。共通するのは いまNHKのBSでハイビジョン・リマスター版として放映れているということです。1984年にイギリスBBCで制作されたテレビドラマですが、映像もあらすじも古さをまったく感じさせません。 昨晩はシャーロック・ホームズの「三破風館」を見ました。話の内容は社交界の花形に恋した男性が捨てられ、その花形の彼女が雇った悪者に暴行を受け、それが原因で亡くなってしまうというお話。書いてしまうとなんということはない話しですが これにシャーロック・ホームズが絡むとミステリアスになり、ロンドンの社交界も描かれ、一気に気持ちをベーカー街に連れていってくれます。 そんな物語の中ででてきたのが その捨てられた男性がもっていた懐中時計のようなペンダントで、その中にはその恋しい彼女の写真が。いまの時代ならスマホ内に写真があるだけで肌身離さずとなるのでしょうが、シャーロック・ホームズの時代ですからペンダントトップに写真を収めることが肌身離さずの証となったのでしょうね。 そしてそのペンダントトップには細くキズのように彼女のイニシャルが刻まれていたのです。その手法がグラスリッツエン。ガラスや金属をダイヤモンド針で彫り、イニシャルや模様を刻みます。 グラスリッツエン 今でも趣味で作る方も多くおり、人気のアニメやペットなどグラスや金属に陰影をつけて彫ります。なんといっても1点ものしか出来上がらないので(時間も膨大にかかるし)プライベートな作品として家庭から外にでることはあまりないでしょう。本当の手彫りですし彫刻刀よりスローなのです。それでも最近ではリューターも高性能になり、作品を仕上げる時間がだいぶんと短縮化されました。 同じガラスを削る技術でもグラヴュール(回転する銅円盤にガラスを押し付ける方法)は、かなり早く彫れます。私もグラスに名入れをしてもらったことがありますが ものの5分で出来上がり。サンドブラストも真っ青!バカラやマイセン、日本のカガミクリスタルさんもグラヴュールで模様付けしたガラスを多く扱ってますよね。 それでもやはり基本はグラスリッツエンかな。それを少しでも早く加工できるようにいろんな技法が生まれたのでしょうが、コナンドイルの描く世界ではまだグラスリッツエンだったということですね。
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