日曜美術館

カテゴリー: ガラス雑記 , 日々のなかで
学生の頃からずっと文系でした。運動や音楽も取りたててできる方ではなく、美術もセンスがある方でありませんでした。ただ、国語は好きで新学期に配られる国語の教科書は、配布当日に読み切っていました。だから、週末教育テレビで放送された日曜美術館での高村光雲の彫刻の話しよりも「高村光太郎の父」である高村光雲に気持ちが惹かれました。 高村光太郎は詩人であり、彫刻家です。秋田県にある十和田湖にある「裸婦像」は有名で、私も三回見に行きました。でも、最初に高村光太郎を知ったのは国語の教科書の「智恵子抄」です。純愛詩集というか、人を深く愛することを言葉でいい尽くすといった感じで、詩などは教科書に載っていなければ読むことはないので衝撃的でした。 十和田湖 智恵子抄より 「いやなんです あなたのいつてしまふのが–」 「私の生を根から見てくれるのは 私を全部に解してくえるのは ただあなたです」 今、拾い読みしてもドキドキします。 話が反れましたが この番組では彫刻家としての高村光雲と高村光太郎の親子関係も紹介していました。光太郎は詩人で芸術家でもあったけど、光雲の客の注文を受けてからつくる職人としての姿勢に反発。そうはいっても芸術だけでは生活することは苦しく、光雲の下職の肖像彫刻の原型を作ったりしたそうです。高村光雲といえば、上野公園の西郷隆盛像や東京国立博物館蔵の老猿、高野山金剛峰寺金堂の本尊等、「現代第一流ノ人格手腕ヲ具備スル彫刻家」と称された人物。 番組では光雲の職人と芸術家の領域を行き来した人物像にスポットをあてていましたが、私が面白いと思ったのは光雲の作品が世に出る過程において、個の想いよりも 家族や弟子たちのため、そして世のためとの想いが光雲の作品の中に強くあることが印象的でした。光太郎あっての光雲であり、光雲あっての光太郎。これこそが 職人あっての芸術家であり、芸術家あっての職人なのだろうなあと。 親子関係や職業観など それぞれ考え方があると思うのですが、私は自分の想いを貫くことより 誰かの想いを伝えることで自分を活かすことができると考えています。自分がこうしたい、ああしたいと望むことより、誰かの役に立ちたいと思うほうが、技術の向上が早いと思うです。ついつい一人ご飯だと手を抜くけど、家族との夕食は手を抜かないに、似ているかもしれません(笑)それも、これも 環境という名の「導き」があると思うのですが。ですから、そもそも光雲が木彫りに進んだのも環境であり、光太郎というクセの強い子供が生まれたのもその環境だと。そんな私の環境はこのサンドブラストかもしれませんね。今日も一日ガンバリマス。 サンドブラスト
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